野球のピッチャーに大切な筋トレでのポイント

 

野球のピッチャーとして、今よりもっと上達したいけれど、どうしたらいいかわからないときは、ポイントを押さえながら筋トレを行うことが大切です。

 

たとえば球の速度をアップさせたいなら、ハムストリング、大臀筋(だいでんきん)、中臀筋(ちゅうでんきん)を強くするようにしてください。

 

ハムストリングスが強くなると、ステップから着地させた足を、プレート側にプルバックさせられるので、体幹の回転や腕の振りが鋭くなりますし、球威も球速も大幅にアップさせられます。
ピッチャーの場合は、レッグレイズが大きくなり、効率的に位置エネルギーを使えるようになるのでおすすめです。

 

またピッチャーに多い問題点は、内転筋と大腿筋のバランスが悪く、脚のアライメントが崩れていることですが、それでは上半身に頼る投げ方になって、球威が出なくなり、肩や肘を壊すことになります。

 

内転筋を強化すれば、今より広いステップでボールを投げられますから、高めにボールが抜けにくくなりますし、伸びのある強いボールを低めに投げられるようになります。

 

一番簡単なやり方はワイドスクワットです、足幅を開いてつま先の角度は斜め45度、で内転筋を意識しながら行ってください。このとき一番注意するのは
意識を内転筋に持っていくことです。

 

三角筋を鍛える方も多いですが、やりすぎると球速がダウンするので注意が必要です。

 

三角筋だけが鍛えられていると、肩の可動域が狭まり、球速が落ちるので、肩の筋トレはインナーマッスルを中心に行うようにしてください。
そうすると球速も上がり、故障に強い体になるので、バランス良く鍛えようにしましょう。

 

トレーニング後は、アミノ酸、プロテインを飲む前にまず、シャドーピッチングや素振りで、筋肉を馴染ませた方がよいでしょう。

 

そうしないと可動域が狭まり、故障に繋がるので、新たに作られた筋肉を野球の動きに馴染ませるためにも、シャドーなどを行うようにしましょう。

 

 

野球で今よりも上達したいなら、回数を増やして食事をした方が、栄養を吸収しやすいので、1日6回に分けた方がよいですね。

 

中学生、高校生にはドカ食いの癖がついているのでなかなか習慣を変えるのは難しいと思いますが1回の量は少なく、回数は多くで覚えておいてください。
 

 

1日のカロリーの合計ばかり気にしている人もありますが、一回に多くの食事をとっても筋肉に必要な量は変わらず、吸収した余分なエネルギーは全て脂肪として蓄積されるの意味がありません。

 

また休養日であろうと、筋肉の回復や発達は行われているので、プロテインは毎日摂取するようにし、筋トレ日しか飲まない人は改めるようにしてください。しかし、毎食摂る必要はありません。

 

アミノ酸はトレーニング前後の空腹時、疲労がたまった時の夜寝る前、等が一番効果のある時間帯です。

 

筋トレ前もしっかり栄養をとらないと、筋トレ中に筋肉がどんどん分解されるので、それを防ぎたいなら、適度に栄養補給するようにしましょう。

 

 


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