ピッチャーにとっての柔軟性は重要!

 

 

ピッチャーの肩周りのストレッチはかかせません。
野球選手の多くが、野球で必要な可動域の維持と改善に役立てるため、ウォームアップやクールダウンにストレッチを取り入れられております。  

 

 

 

 

とりわけ投手は、同じ投球動作を繰り返すことで、体の一部に過剰な負担がかかってしまいます。過剰な負担がかかるということは、それだけ怪我や故障のリスクが高くなるということです。ストレッチをすることで、それらを未然に防ぐ事ができるのです。

 

ストレッチは、筋肉は疲労疲労回復し、投球時に良いしなりが維持できるようになります。逆に行わないと、疲労が溜まりやすくなったり、筋肉の伸張性が低下します。あるいは、関節の可動域が狭くなるなど、パフォーマンスが低下したり、スポーツ障害が発生することにもつながります。毎日のコンディションを整えるためにも、ストレッチは必須と言えるのです。

 

では、具体的にどのように行えばよいのでしょうか。ここで代表的なストレッチの方法を紹介します。

 

実施する際は、20秒から30秒ほどじっくりと時間をかけて行う必要があります。各部位につき、2~3セットは行った方がよいでしょう。

 

筋肉の伸長感がある範囲の中で、痛みが出ない範囲で曲げ伸ばしをします。特にピッチャーに大切な肩のストレッチを行う場合は、関節に痛みを生じやすくなるので注意する必要があります。
ストレッチをする箇所はいくつかあるのですが、ここでは代表的なものを紹介します。

 

 

肩周りは複雑ですので、一つのストレッチだけではなく組み合わせて行ってください!どこか固いところがあると固い場所が動かず、ほかの場所も動きが悪くなってしまいます。

 

 

 

1.肩前面と胸部のストレッチ・・・バスタオルやクッションなどの柔らかいものを肩甲骨の下に引き、両手を広げた状態で保持する方法。壁に手から肘をあてて胸の前を広げる方法。

 

2.肩後面のストレッチ・・・肘を壁にあてて、胸を張るように伸ばし、肘はできるだけ曲げて行う方法。片腕で片肘肘をしっかりおさえて、しっかりと伸ばす方法。

 

3.首のストレッチ・・・伸ばす側の手で椅子やベッドを掴み、もう一方の手で頭の斜め後ろをつかんで、ゆっくりと首を伸ばす。

 

4.体幹~股関節にかけてのストレッチ・・・仰向けで寝た状態で手を横に広げ、片側の脚をクロスさせ、できるだけ肘は浮かないようにする方法。座った状態で手首を足のつま先を近づけるように行う方法。

 

などなど、さまざまな方法があります。ストレッチはいつでもどこでもできるものです。

 

ピッチャーは肩を中心に念入りに行う事が多いのですが、野球は全身をくまなく使うスポーツです。肩だけではなく、色々な箇所のストレッチ方法を覚えておくとよいでしょう。
ピッチャーが長く活躍するには、ストレッチは欠かせません。練習前や練習後に酷使した部分を念入りに行い、丈夫な体をつくれるようにしましょう。


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