野球での肩の痛みを解消する筋トレ方法
野球は体を総合的に使うスポーツです。走る、投げる、打つという動作は体のあらゆる筋肉、関節を使わないとできません。
よく聞く怪我は肩、肘ですが、特に厄介なのが肩の痛みです。
投げる時はもちろん、打つ時でも肩の痛みがあると良いパフォーマンスは望めません。元々肩は可動域のとても広い関節ですが、その分不安定で、痛めやすい箇所です。構造は複雑で、上腕骨、鎖骨、肩甲骨を腱や筋肉で繋ぐことで成り立っています。
バランスの悪いや使い過ぎることで炎症を起こし、徐々に硬くなり、ついには痛み出すのです。痛み出した肩は休めるのが一番の薬ですが、長く野球を楽しむために、痛くならないよう鍛えてあげることも大切です。
そのために有効なのが、インナーマッスルを鍛えることです。
外側の筋肉を強化することも大事ですが、怪我を防ぎ、痛みを予防するには普段は意識できない、関節を支えている内側の4種類の筋肉にフォーカスすることが必要です。
インナーマッスルを鍛えるにはチューブを使うのが効果的です。まず、チューブの片方は固定します。もう片方を手で持ち、肘は脇腹につけます。肘の角度は90度をキープしてください。この状態で内側から外側へゆっくりと肘を動かします。30回から50回を1セットやり、それを3セットが目安です。慣れない最初のうちは20回を2セット、でも構いません。
無理は禁物です。行う際の注意点は、手首や肘の角度を変えないことと、反動を利用しないことです。肩の内側の筋肉を意識して無駄なところに力が入らないようにすることで効率的な筋トレができます。
腕とか、肩に力が入ると外側の大きな筋肉が使われてしまいますので、注意してください。
次は、タオルを使った筋トレです。膝をついて床にタオルを置き、それを大きく円を描くように動かします。床を掃除する格好です。時計回りと反時計回りに20回ずつやりましょう。直線的に伸ばす、縮めるという動きも有効なので同じく20回やります。
斜め前に伸ばして体側に引き寄せるイメージです。このトレーニングのコツは肩甲骨が動くことを意識してやることです。筋肉強化と同時に柔軟性も得られるのが特徴です。以上二つののメニューは家庭でも十分できますので試してみてください。しかし、無理は禁物です。ストレッチをしっかり行った上でやりましょう。痛みを感じることを少なくして、楽しい野球ライフを送ってください。
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