野球選手の股関節を柔らかくするストレッチ

 

 

野球において股関節が柔らかいと、バッティングでの腰の回転の速さやピッチングにおいてステップ動作に影響を与えます

 

ステップ動作というのは陸上でいう助走のようなもので、ここでの動作がうまくいけば、骨盤の回転を生み、鋭い腕の振りにもつながります。

 

よく指導者の方が下半身が使えていないというのは、腕の振り、腰の振りが大きな力をいかに生み出すかよくわかっているため、全身を使って野球をしろと指導するのです。

 

当然、股関節が使えなければいい球を安定して投げられませんし、硬ければケガの原因にもなってしまい、投球そのものができなくなります。

 

では、股関節を柔らかくするためにどういうストレッチが効果的なのでしょうか。まずあぐらをかくような姿勢となり、足の裏をぴったり合わせます。

 

 

このとき、背筋を伸ばした状態で行いましょう。そしてお腹が地面につくような感じで前傾姿勢をとります。これを30秒、3セット毎日行うことで股関節が柔らかくなります。

 

 

最初のうちからいきなりこれをやると、腰を痛めたり、関節を痛める原因になりますので、例えば、最初は10秒とか15秒、1セットのみにするとか、軽く行っていき、スムーズに行えるようになったら秒数やセット数を増やしていくようにしましょう。これだけでも柔らかくなるものです。

 

あとは大相撲の四股も十分効果があります。

 

相撲において、よく股割りをして、あまりの痛さに新弟子が泣いたり、叫んだりする光景があります。相撲において関節を柔らかくすることはケガ防止はおろか、立ち合いでぶつかっていくときの馬力を生み出す動力となります。

 

そのメカニズムは野球でいう投球のステップ動作と変わりありません。ですので、大相撲の四股を取り入れたストレッチも野球のストレッチで取り入れている人もいます。

 

この場合もいきなりやってしまうとケガをしてしまうことがあるので、ゆっくりとした動作でやってみて、何もないようなら徐々に負荷をかけていくやり方をおすすめします。

 

最後に、股関節のストレッチをしているときにも、状態は固定させないで、肩を入たり、上半身ひねってみたりして動かしてください!思わぬ箇所が固い場合もありますので、上半身は固定させず色々動かしてみましょう。


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