野球の野手に必要な筋力は?
野球の野手において、ポジションにより必要とされる筋肉の種類が変わってきますが、どのポジションでも必要とされるのが、主要な筋肉です。
体の中で大きな筋肉を鍛えることは、どのポジションでも必要であるため、まずは体を動かすための主要な筋肉を鍛え、その後ポジション別に必要な筋トレを行うことが必要になります。
野球において、野手の役割は、バッター、守備、走塁です。攻撃の時の打撃力、守備の時にはボールをキャッチし、そして素早く投げる動作が必要になります。
これらはポジション、要求される能力が若干変わってきますが、どの場合でも必要とされるのが、上半身と下半身の筋肉です。
上半身で重要であるのが、広背筋と腹筋です
。
広背筋は投げる時に必要であり、腹筋は体を安定させるために必要になります。これらの筋肉はどれだけ発達したとしても、他の行動に対して悪影響を与えることはありません。
広背筋と腹筋を鍛えるときに役に立つのが、デッドリフトです。デッドリフトを行うためには、腹筋と広背筋に大きな力を入れることが必要です。また臀部を動員して行うために、下半身の強化にもつながります。
この、動画は高重量でやっていますので、手の平を交互にしていますが、普通はここまでやる必要はありません。
あと、ここでは触れていませんがバーベルのバーをズボンに擦らせながら上げる感じが良いと思います。
下半身を鍛える際には、スクワットが重要になります。
スクワットを行う場合には、フロントスクワットよりもバックスクワットが野球の野手には適していると思います。
その理由は、フロントスクワットは大腿四頭筋をメインに使い、バックスクワットでは大殿筋など後ろの筋肉を使うのですが、野球だけでなく競技スポーツでは身体の裏側の筋肉が大事という理由からです。
野球においても、太ももの裏側である、ハムストリングスが重要です。ハムストリングスはスイングをするときや走る動作、投げる動作に使用されます。なのでハムストリングスをメインに刺激する、バックスクワットを行う必要があるのです。
しかしスクワットは最終的には重い重量を扱いうことになりますのでフォームが悪いと非常に危険です。
初心者の方は何も持たないか、バーベルのバーのみ(20kg)で十分フォーム覚えてから重いものにチャレンジしないと、思わぬケガをすることがあるので、以下の動画を見ながら、しっかりフォーム作りから入ってください。
100kg以上を扱うプロ野球選手もいますが、うまく扱えばそこまで重くなくても十分、筋肉に効かせることができます
筋トレで鍛えた筋肉を実践で使用できるようにするためには、神経系のトレーニングが必要です。これは野手のポジションごとに必要とされる筋肉が違うため、それぞれのポジションに向けた筋トレを行います。しかしまずはデッドリフトとスクワットを重点的に行うことが最優先です。
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