野球において、バッティング技術は非常に重大な要素です。
そしてバッティングではスイングスピードが早ければ早いほど有利になるといわれています。
では、それを上げるためにはどうすればよいのでしょうか。
実は、ウエイトトレーニングなどにより筋力を上げるよりも、とにかくバットを振ることが大切になってくるのです。その理由を詳しく説明していきます。
スイングスピードは、当然早ければ早いほどよいとされております。バットを速く振るには、それ相応の力が必要となるため、筋力をつければよいのではないか、と考えます。しかし、筋力を付けるだけでは、技術は向上しません。
スイングスピードを速くする目的は、バッティングの向上です。単純にバットを速く振ることができれば、ボールを遠くに飛ばせるというわけはありません。しっかりとバットを振るという技術を向上させなければ、バッティングは向上しないのです。
つまり、バッティングをよくするためには、筋力をつける訓練だけではなく、実際にバットを振るという練習を重ねることが大切になってくるのです。
ウエイトトレーニングは、あくまで基礎体力をつけるためのものであり、それを土台として、技術を付けていくという工程が必要となるのです。
そこで理想的な練習は、やはり素振りです。
バットを振ることで筋力がつきますし、フォームを固めたり、実戦を想定することもできます。そして、おすすめの練習方法が、3種類の重さのバットを利用することです。
スイングスピードを上げるには?
例えば、実際に利用するバットの重さを900gと定めた場合、それを中心に150gの重さの違いのバットを用意します。
つまり、1050gと750gのバットです。それぞれを平均的に使用するようにするのです。
例えば、1日のうち素振りを300回するとすれば、各種バットで100回ずつ行うということです。
それぞれの重さのバットの目的が異なります。軽めのバットは、とにかく速いスイングをすることを目的とします。
通常のバットでは、スムーズなスイングができるように、身体の使い方を覚えることを習得します。重めのバットは、自分のフォームと、スイング動作を確かめるために利用します。
こうして、3つのバットを上手く組み合わせて練習することで、スイングスピードの向上とバッティング技術の向上が可能となります。
スイングスピードを上げる練習として、ウエイトトレーニングも別に間違っているわけではありません
。ただ、そこにはバッティング技術の向上が伴わないため、物足りないのです。
3種類のバットを利用しての素振りにより、スイングスピードも向上しますし、バッティング技術もついてきます。是非、試してみてください。
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